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健康のために


疾病別の体操指導

骨盤の歪みを解消するストレッチ

(腰痛、大腿部前面の筋肉疲労に効果)
写真1

正座の状態から後方へ体を倒します。膝が悪くならないように、膝下が外側に出ないようにしてください。

体が硬い方は背中にクッションを敷いて行って下さい。

膝関節の歪みを解消させるストレッチ

(膝痛、腰痛、坐骨神経痛などに効果)
写真2
片足をもう片方の足と組み、内側に軽く倒します。

足首の歪みをとるストレッチ

(膝痛、腰痛、足首の捻挫、O脚、X足脚、足の冷えなどに効果)
写真3

足首は体の中で最も負担の強いところです。しっかりと歪みを解消させましょう。

まずは足首を伸展し屈曲させます。

次に外方向へ回しながら(写真上)、伸ばしてから曲げる(写真下)ようにしてください。逆では効果がありません。

肘の歪みを解消せるストレッチ

(肩・首のこり、肩の痛み、突発性喘息などに効果)
写真2
肘に歪みがあると肩と肋骨をも歪ませ、呼吸器の疾患へとつながります。

手のひらを下にして伸ばします(写真上)。次に手の甲を下にして伸ばします(写真下)。

肩の歪みを解消させるストレッチ

(肩・首のこり、肩の痛み、腕・指先の痺れなどに効果)
写真3

腕を上げ、手のひらを上にし、片手で肘を後方へ引きます。腕を横方向に開かせるのではなく、前に向けさせるところがポイントです。肩に痛みがあり腕を上げることができない方はあげられる位置からゆっくり始めてください。



疾病別の予防方法

私は患者様がお帰りになられる前にはこのような助言をしています。

 

冷え』から体から守る

みなさんは「冷え」というと「冷え症」を頭に思い浮かべることでしょう。「私は別に冷え症じゃないし、冬でも手足は暖かく関係ない。」という人も多いと思います。

 しかし「冷え」と「冷え症」は違います。「冷え症」は、手足が冷たいということが自覚されるのですが、「冷え」を自覚していない人の方が重症の冷えを抱え込んでいることがあります。冷えは女性に多いように思われていますが、男性にも言えることなのです。

 冷えを持っていては、せっかく治療をしても自然治癒力も高まりません。普段から冷えを無くすように心がけておきましょう。

〇「冷え」によって起こる症状

首・肩のコリ、頭痛、手足のしびれ、腰痛、ギックリ腰、便秘、肥満症、糖尿病

生理不順、子宮筋腫、高血圧、動脈硬化、肝臓病、心筋梗塞、脳血栓

脳梗塞 など

〇「冷え」をつくらない心がけ

1 足元は温かく

冷えをとるには頭を涼しく、足元を温かくすることです。

 ギックリ腰などは冬に起こりやすく、特に女性に多いようです。一度私の治療院に女性がギックリ腰を患い、担ぎこまれて来ました。女性の衣服姿を見てみると上は少し温かい服装でしたが、下は擦り切れのジーパンを着て、しかも足元は靴下もはかない素足でした。これではギックリ腰になるのもうなずけます。締め付けるよな衣服は着ずにゆったりとした衣服を着るようにしてください。でもやっぱりおしゃれをしたいと思う女性は靴下だけでもしっかりと履いてください。女性の場合、生理の時はちょっとした冷えでも体調を崩しやすいので、いつもより靴下を増やすようにして下さい。

2 食べ過ぎに気をつける 「腹八分

 食べ過ぎると血中コレステロール値が上がることは広く知られています。

つまり血のめぐりが悪くなり、冷えを作り出す要因となります。

3 クヨクヨせずに、明るい気持ちを持ちましょう

 心の乱れは冷えを呼び、病気を呼び起こします。感情が波立てば当然頭に血が昇ることになります。そうすると足元が冷えて、血管が縮む、循環不全になるということです。

 冷えを無くすためには笑顔が一番。辛いことやイヤなことがあっても、いつまでもイジイジ・クヨクヨしないでガンバって笑うようにしましょう。

貼るカイロと入浴で冷えをとる

・市販の貼るカイロを使って冷えをとる

 私は患者さんによくこの方法を勧めています。女性に限らず男性も行ってみてください。そして今は夏でもクーラーによって冷えている場所が多い。特に夏にクーラー病などの冷えでお困り方は行ってみてください。

 カイロを貼る位置

2箇所を基本に衣服の上からカイロを貼ってください

  • 左右肩甲骨上端の間にあたる、首の付け根の位置に貼る

ちょうど頸椎の7番と胸椎1・2番を覆いかぶせるようにして貼ります。(図1)

肩こりや首のコリで悩まれる患者さんは、よくこの周辺に冷えを持つ方が多いです。

そして、この辺りは「風門穴」というかぜを予防するツボがあります。冷えをなくし、温かくし、この周辺の筋肉を緩め、かぜをひきにくい体になりましょう。

  • みぞおちに貼る

胸骨最下部の凹んだ所に貼ります。(図2)

胃腸の調子が悪い方には効果があります。つい食べ過ぎてしまった時は胃薬を服用せずに、みぞおちにカイロを貼ってみてください。徐々にお腹がやわらいで、息苦しさもなくなってきます。

この位置に冷えを持つと腹筋が硬くなり、感情が不安定になります。腹筋が硬い人は怒りっぽいようです。

冷えを無くし、腹筋をやわらかくして心穏やかになりましょう。

カイロを貼って就寝すると脱水症を引き起こす可能性がありますので、逆に疲労を強めてしまいます。カイロを貼っての就寝はお止めください。

入浴で冷えをとる

 少しぬるめの温度(38〜40度)のお湯に20〜30分ぐらいゆっくりと入ります。まず足湯をします。足湯は体の末端から心臓に向かって戻る静脈を温め、全身を中心に暖めることが出来ます。足湯だけを行っても良いでしょう。次に、腕をつけずに、胸から下だけつかるようにして下さい。ほどよい汗が出るようになればよいです。

 体が温まった後は湯船から出て、すこし体を冷ましましょう。そうすることで体表面が引き締まり、熱が逃げにくくなります。

 

 来院される患者さんの中にはシャワーで済ますか入浴しても熱い湯でカラスの行水で終えてしまう方が多いようです。そんな患者さんには私は必ず湯船につかることを勧めています。冷えをとり、筋肉を緩めてから睡眠をとることで一日の疲れを癒すことできるのです。

熱い湯でカラスの行水はやめましょう。

どうしてもシャワーで済まさなければいけない時はカイロを貼る同じ位置にじっくりお湯を当て、少しでも冷えを解消してください。

生活習慣病について

糖尿病や心臓病などの生活習慣病は規則正しい生活をしていても患う場合もあります。それは何故か?と考えるとやはり疲労が原因にあると考えます。

体とこころがオーバーワークの状態でいるのに無理に動き続けると、臓器もその動きに応じようとフル回転します。そして休むことなく無理に動き続けたために車のエンジンで言うオーバーヒートを起こし、うまく機能しなくなる。その悪循環が病気へと導くのです。

そして水分の不足も原因にあると考えます。水分が不足すると体の循環が悪くなり、体から老廃物を出すことができなくなります。出されずに残った老廃物は臓器に蓄積されるようになり、肉体に悪影響を及ぼします。

不摂生を改め、食生活を見直し、適度な運動を心がけることは当然重要です。しかし、その前に体とこころの疲労を無くして、普段からこまめに水分(酒類、ジュース類以外、コーヒーや紅茶は砂糖ミルクなし)を取ることで体から老廃物を出すようにしなければいけません。

健康な体を維持するには

こころと体は一心同体です。体が疲労するとこころも疲労し、普段、楽観的に考えられていたことでも悲観的に考えるようになります。こころを病んでしまうと筋肉も硬くなり、疲れやすく、病気にもかかりやすくなります。言わば「邪気」を受け入れやすい状態になります。

こころと体とが、こころから体・体からこころへと何のひっかかりもなく動いていくことゆくことが大事です。仏教で言う「心身一如」です。この「心身一如」のところに身も心も一つにすることで人生を活発に生きることができる、と思います。そこに健康が見えてくるのです。


ちまたの健康法に対する私の考え

一般の方はメディアの健康情報から知識を得るしか方法がないのは仕方のないことです。

しかし健康も流行(はやり)と同じような感覚になっています。

情報はあくまでも情報。

情報は川のように流れ、飽きられ、忘れ去られます。

健康は流行(はやり)では得られません。

しっかりとした目で取捨選択し、判断してください。

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